草津白根山
本白根山噴火 2018年1月23日(火)午前10時すぎ頃、水蒸気噴火
本白根山はコマクサを草津中学校の生徒や先生が
植えるなどして自然環境を守ってきた山です。
本白根山関係の事故としては、群馬県内の女子高
の生徒が有毒ガスで被害に遭ったことがありますが、
遊歩道が整備され、親しまれている山です。
鏡池などは噴火口に水がたまったものだということ
を地元の人でなくても知っている人も多いと思います。
草津白根山には白根山(2160m)、逢ノ峰(2110m)、
本白根山(2171m:主峰)があります。
白根山、逢ノ峰、本白根山は北に向かって「く」の鏡文字
状に並んでいます。
噴火を繰り返すのは白根山でした。
地元の古老から聞いた話では、白根山の昭和14年
4月の噴火では火山灰が滝のように降り落ちて昼間だ
というのに前が見えないくらいになったとのことです。
しかし、本白根山については、噴火の言い伝えが
なかったようです。
本白根山噴火と噴石による死者や負傷者が出たと
のニュースを聞いた方から、メールが届きました。
「草津町は大丈夫か。」との内容でした。
今回の水蒸気噴火では死者や負傷者などの犠牲者
が多数出ましたので、大変な事態です。
お問い合わせに関しては、 草津町中心部の湯畑ま
では、本白根山から直線で,私の計算では約6kmです。
(※1841/16×500)
報道では5kmと言っていますが、どこからどこまで計
ったのでしょうか。
従って、草津町の中心部には噴火の直接の影響は
ほとんど無かったと思われます。
噴火が大きくならなければ、今のところ噴石は町の
中心部には届かないと思います。
しかし、本白根山の噴火の記録がないので、今後の
予測は出来ない状況にあると思います。
3000年前の噴火の情報は地質調査からと思われま
すが、詳しくは継続観測に基づいて判断していくことに
なると思います。
火山灰は直線で7km幅2kmの範囲に降ったようです。
草津町の中心部はそれているようです。